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犬も人間と同じで、「歯の生え変わり」があります。
乳歯から永久歯に生え変わる時は、口の中がムズムズしてとても痒く、ボールやおもちゃによく噛むようになります。たまに血がついていることがあるかもしれません。
ここでは、
- 子犬の歯のかゆい時期、生え変わり時期
- 歯が取れて出血したときの対処法
- 子犬の歯がぐらぐらしてるときの対処法
- 子犬のぬけた乳歯をどうするか
- 子犬の歯が二重にはえてきた時の対処法
- 子犬の歯から出血する理由
- 子犬の歯が衝撃で折れたときの対処法
- 子犬の歯磨きや歯磨きガムについて
- 正しい子犬の歯磨きの仕方
についてご紹介します。
子犬の歯のかゆい時期、生え変わり時期はいつ?
子犬の歯の生え変わり時期は、個体差はありますが、だいたい4ヶ月~6ヶ月ごろになります。
早い子では3ヶ月くらいで生え変わるケースもあるようです。
1歳を迎えるころには全ての歯が生え変わります。
子犬の歯が取れて出血したときの対処法
子犬の歯が抜けた時、出血することもあります。
歯が抜ける&血が出るとなると少々パニックになってしまいますが、すぐに止まるので 特段何かする必要はありません。出血自体も 少量なので安心してください。
ただし 血が出ている以上、出血が止まるまでは引っ張りっこや硬いものをかじらせるといったことは、控えておきましょう。ばい菌が入ったり、出血が止まるまで時間がかかってしまうこともあります。
子犬の歯がぐらぐらしてるときは抜くべき?
子犬の歯がぐらぐらしていると、間違って飲み込んでしまわないか心配になり 抜きたい気持ちになりますが、ご飯を食べたり おもちゃを噛んだりしていると自然に抜けるので、安心してください。
ですが、思いっきりぐらぐらしている歯を飼い主さんが抜いても 問題ありません。
基本的に自然に抜けるものですが、なかなか抜けない時は 動物病院で相談してみるのも一つの手です。
子犬のぬけた乳歯はどうする?
子犬の乳歯はとても小さく、抜けたことに飼い主さんが気付かないこともよくあります。
大抵は、ご飯を食べた際に 一緒に飲み込んでしまいます。ですが、乳歯は小さいので 心配する必要はありません。
また、お腹に入ってしまった乳歯は ウンチと一緒に排泄されます。
たまに おもちゃに抜けた歯が刺さっていて、びっくりすることがありますが、記念に取っておくのもいいでしょう。
歯が抜けてもあっという間に大人の歯が生えてくるので、貴重な歯抜け姿をいっぱい可愛がってあげてください。
子犬の歯が二重にはえてきた時の対処法
乳歯がなかなか抜けないうちに、永久歯が下から生えてくることは、そう珍しいことではありません。
しかし、そのままにしておくと 噛み合わせが悪くなったり、歯並びが悪くなってしまいます。また、二重に生えると その分歯垢や歯石がつきやすくなり、歯周病などの原因に。
生後7ヶ月を過ぎても乳歯が残っているようなら、歯茎の中で永久歯が埋まっている可能性があるので、病院で診てもらうようにしましょう。
子犬の歯から出血する理由について
歯が抜けた際に出血することがありますが、それ以外で出血している場合は、歯周病や口内炎など「口腔内の病気」が考えられます。
他にも、腫瘍や怪我などが原因の場合もあります。
生え変わりの時期が過ぎても出血があるようなら、こういった病気の可能性があるので、すぐに病院で診てもらいましょう。
口の中を見て、出血だけでなく腫れも伴っているなら適切な治療が必要になります。様子見よりもきちんとした診察をしてもらう方が安心でしょう。
子犬の歯が衝撃で折れたときの対処法
乳歯が折れたときは、そのままにしておくと乳歯遺残になってしまい、永久歯の生え変わりに影響を及ぼします。歯並びが悪くなったり、炎症を起こす原因になることもあるので、病院できちんと処置をしてもらいましょう。
また、乳歯遺残は 成長するにつれて 口腔トラブルの原因になるので、根元がしっかり残った状態で上部分が折れてしまった場合は、全身麻酔で抜歯することになります。相場は、1~3万円です。
子犬の歯磨きはいつから?歯磨きガムでもいいの?
子犬の時期なら 歯磨きをしなくても虫歯になる心配はありませんが、歯磨き用ガーゼやスプレーなどで口の中を触ることには 子犬の時期から慣れさせておくことをおすすめします。
スタートの目安は 生後3ヶ月くらい、1日に1~2回のペースで始めましょう。
生え変わり時期は痒くて仕方ないので、歯磨きガムを好むようになります。
正しい子犬の歯磨きの仕方について
子犬の歯磨きは、リラックスさせてから行うのがポイントです。安心している状態なら、口の中を触っても嫌がらずスムーズに歯磨きができます。優しく声をかけながらガーゼで歯の表面を擦ってください。
嫌がらずに大人しくしていたら、褒めてあげてください。逆に暴れるようなら、無理強いはさせないこと。少しづつ慣れさせていくことが大切です。
歯磨きが終わったら ご褒美をあげるなどして、「歯磨きは楽しいもの」と認識させるといいでしょう。