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子犬が餌を食べていないと心配ですよね?
月齢別に原因を調べてみると、どうやら ご飯を食べない理由は体調不良だけではないようです!
ここでは、
- 月齢別のご飯を食べない理由と対処法
- 元気な場合は様子見で大丈夫なのか?
- ご飯を食べない時に吐く黄色い液体の正体
- 下痢でご飯を食べないときの対処法
について、それぞれご紹介していきます!
最後まで読んでいただくと、「あ、そういうことだったのかぁ~」と安心していただけると思います!
生後2ヶ月の子犬がご飯を食べない理由と対処法
生後2ヶ月は子犬にとって、まさに「食べ盛り」!そんな時にご飯を食べないのは異常事態です。
まず、「エサそのもの」を見直してみましょう。
ペットショップで食べていたものと違う場合や、子犬でも「不味い」と判断した場合、エサを食べないことがあります。
逆に、同じエサを与えているのに食べないのであれば、味に飽きている可能性があります。いろんなバリエーションのエサを用意してみてください。
エサだけでなく、「おやつの与え方」にも注意です。タイミングや与えすぎには注意しましょう。
生後3ヶ月の子犬がご飯を食べない理由と対処法
生後3ヶ月の子犬は、元気いっぱい!たっぷり寝て遊んで、ご飯はガツガツと勢いよく食べ、あっという間にお皿が空っぽになるような時期です。
エサを食べない状態が続けば、低血糖になって病気になったり、怪我などをした際の回復が遅くなったりするので注意しましょう。
まず考えられるのは、「遊びすぎによる食欲不振」です。遊ぶことも大切ですが、1日2回くらい・それぞれ30分程度にして、疲れさせないようにします。
次に、「エサの状態」です。それまではふやかしたものを与えていましたが、3ヶ月はカリカリで食べさせる時期になるので、カリカリに慣れておらず 食べないことがあります。
個体差があるので、食欲が落ちているのであれば 無理にカリカリに移行する必要はありません。少しずつ慣れさせてあげましょう。
生後4ヶ月の子犬がご飯を食べない理由と対処法
生後4ヶ月は、成犬のおよそ半分の体重になる時期で、また、子犬が「反抗期」を迎える時期でもあります。
特に疲れているわけでもなく、エサも変わっていないのであれば、反抗期が原因で ご飯を食べないのかもしれません。
反抗期でもお腹は空くので、しばらく放置していれば いつの間にか食べていることがあります。
生後5ヶ月の子犬がご飯を食べない理由と対処法
4ヶ月の時と同じで、反抗期真っ只中の生後5ヶ月。また、月齢的に この頃はどうしても食欲が落ちると言われています。
ご飯を食べない時は、「じゃあもう終わり!」といって片付けちゃいましょう。そうすると案外食べるようになります。
そのままにしておけば ワンちゃんの健康にも影響を及ぼしかねないので、全く食べないようなら、一度 獣医さんに相談する方がいいでしょう。
餌を工夫してみるのもおすすめです。それまで 市販のフードを与えていた場合、ささみを茹でた物や豚肉のスペアリブを茹でた物など、いつもと違うものを与えると食べることがあります。
生後6ヶ月の子犬がご飯を食べない理由と対処法
生後6ヶ月になると、さらに体格がしっかりしてきて、成犬と同じくらいの大きさになるワンちゃんもいます。
フードを子犬用から成犬用に移行していく時期で、食事回数も 1日3回から2回に変わり、1回の食事量が増えます。
その過程で、なかなか慣れないワンちゃんは フードを食べなくなることがありますが、無理に移行する必要はないので、今まで通りの 1日3回食に戻してあげましょう。
生後7ヶ月の子犬がご飯を食べない理由と対処法
生後7ヶ月を過ぎてくると、フードも成犬用に切り替えていきます。
食べなれていないフードに抵抗して、食事量が急に落ちることがあります。そんな時は、少しずつ切り替えていけば大丈夫です。
子犬用フードは 月齢に分けて販売されているので、そういうのを利用してもいいでしょう。手作りフードもおすすめです。いろんな工夫次第で興味を持ち、食べるようになります。
生後4ヶ月~8ヶ月ごろまでは 反抗期が続き、本当は食べられるのに 飼い主を困らせるために食べないなんてこともよくあります。根気よく付き合ってあげましょう。
ご飯を食べなくても 元気な場合は大丈夫?
ご飯を食べなくても1~2日は元気なので、特に心配していない人もいるようですが、体を作る子犬の時期にしっかり食べていないと、成犬になった時に支障をきたすこともあるんです。
例えば 食べる量が少ないまま成長したとき、体力の回復が遅くなるといわれています。病気や怪我をしたときに 長引いてしまい、ワンちゃんにとって かなりの負担になるので要注意!
また、何日もご飯を食べないとなると、低血糖を招く危険があります。痙攣したり、嘔吐するなどの症状が出れば、体への影響は計り知れません。
無理やり食べさせるのもよくありませんが、全く食べないのもダメ。低血糖を防ぐためにも、食事はしっかりとるようにしましょう。
ご飯を食べない時に吐く黄色い液体の正体
ご飯を食べていなければ、当然お腹が空きます。子犬は、お腹が空きすぎると 胃酸を吐きます。
胃酸は黄色をしているので、吐しゃ物を見て驚く飼い主さんも多いようです。
下痢でご飯を食べないときの対処法は?
子犬は、消化器官がまだまだ発達していないので、ちょっとしたことで下痢になることがあります。
もし、ワンちゃんが下痢でご飯を食べないときは、無理に食べさせずに 病院で診察してもらうといいです。
下痢の場合、消化管を休ませるために絶食させることがあります。医者の指示に従って、エサを与えないようにしてください。
下痢が治まってきたら、少しずつ消化の良いものを食べさせてあげましょう。