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犬も生き物なので、感情があります。暴れるときは何かしらのサイン。
飼い主さんは その都度 暴れている理由をしっかり理解し、対処していかなくてはいけません。
しつけることで、暴れていても素早く落ち着かせることができるので、ぜひ参考にしてくださいね!
ここでは、子犬が暴れることに関して
- 犬が暴れる原因
- 子犬が暴れるのはいつまで?
- 暴れて噛むときの対処法
- 暴れる子犬のしつけ方
- 興奮して暴れるときの対処法
- 病院に連れていく時に暴れた場合
についてご紹介します。
犬が暴れるのは病気が原因?
「犬がゲージで暴れて困る」という声をよく耳にしますが、原因が何か分からなければ どう対処していいか分かりません。「病気なのでは?」と心配になることもあるでしょう。犬は人間と違って言葉を話せないので、体を使って訴えます。
もし暴れているようなら、病気の可能性も否定できません。体調が悪くて大人しくしていることもありますが、中には暴れて訴えている子もいます。
また、皮膚が痒くて暴れていることもあります。皮膚病かどうかは、見た目や触った感じで異変に気付くこともありますので、注意深く見てみましょう。
犬が突然暴れる理由について
犬が突然暴れてびっくりすることがありますが、何かしらの原因があります。
見知らぬ人が家に来たりすると、驚いて 警戒心むき出しで暴れたりします。中には、インターホンの音にびっくりして暴れる子も。こういうケースはしつけで段々と減っていきます。
他にも、散歩や運動がしたくて うずうずしている時も、暴れることがあります。決まった時間に散歩に行っている場合、「早く!早く!」と催促しています。
散歩が終わっても暴れるようなら、散歩量が足りていない可能性がありますので、追加で散歩をするなりしてみましょう。
しかし、このような原因が見当たらないのに暴れることがあります。それはもしかしたら、飼い主の気持ちと同調している可能性が…!
飼い主さんが怒っていたり楽しそうに笑っていたりすると、犬は同調するので、突然暴れるときは 飼い主さんの言動も考えてみて下さいね。
子犬が暴れるのはいつまで?
子犬の時期はとにかく暴れることも多いですが、それは人間の赤ちゃんでも同じことが言えますよね。好奇心旺盛で、まだまだ十分にしつけも出来ていない状態なので、これは仕方がありません。
しかし、この暴れん坊な状態が一生続くわけではありません。1歳頃までは飼い主さんも大変でしょうが、1歳を過ぎてくると段々落ち着いてきます。
また、生後半年頃には散歩を開始するようになります。散歩で運動量が増えれば、暴れることも少なくなってくるでしょう。
しつけもこの頃から始まるので、飼い主さんの言うことも少しずつ理解するようになります。とはいえ、まだまだ子供なので、1歳を過ぎるまでは根気よく付き合ってあげてくださいね。
子犬が暴れて噛むときの対処法
子犬が暴れて噛むときに、決して叩いたり怒鳴ったりしてはいけません。恐怖感で支配しようとすると、かえって 余計に言うことを聞かなくなってしまうこともあります。
「暴れて噛む」という行動は、反抗期やかまって欲しい・不安などが原因になります。
子犬が暴れて噛んできたら、一言だけ「痛い!」と言って、あとは無視してみてください。何度か繰り返しているうちに、「噛むと相手にしてもらえない」ということを理解します。
それでも中々治らないようなら、一度だけマズルをグッと引っ張って、噛むのをやめさせましょう。何度も引っ張ると 余計に反抗するので、一度だけで十分です。
噛まれると痛いですが、あまりに騒ぐと犬は調子に乗ってしまい、さらに噛もうとしてきます。噛み癖はしつけで直るので諦めないことです。
暴れる子犬のしつけ方について
暴れる愛犬に対して、飼い主さんもパニックになったり怒ったりすることがありますが、これはNG。飼い主さんは、「冷静に対処することが肝心」です。飼い主が冷静でいることで、ワンちゃんも落ち着いてきます。
それでも暴れるのをやめないときは、暴れるのをやめるまで待ちます。出来るかぎり目は合わせず、「待つ」というより「無視」をしてください。飼い主が反応しないことが分かれば、暴れるのをやめるでしょう。
散歩の時間が決まっている場合は、あえて【散歩の時間を決めない】ことで暴れることが解消されます。時間が決まっていると、その時間に連れて行ってもらえないと思って 暴れて催促してきます。遊びの時間や運動量がしっかり取れれば散歩の時間を決めなくても大丈夫です。
そして、暴れる犬には「待て」や「おすわり」といった しつけを覚えさせることです。具体的な指示を覚えさせることができれば、一時的に暴れるのを押さえる効果があります。
子犬が興奮して暴れるときの対処法
嬉しかったり 楽しかったりして興奮する、というのは子犬ではよくあります。とはいっても、興奮しすぎて暴れるのは飼い主さんも大変です。
子犬のテンションがMAXの状態なので、興奮を落ち着かせることがポイント!とにかく暴れて はしゃいでいるのであれば、少しかわいそうな気もしますが、落ち着くまで無視をしましょう。そうすることで子犬は、「暴れると遊んでもらえない」と学習して 暴れる回数が減っていきます。
もし不安が原因で暴れているようなら、その原因を取り除いてあげましょう。ゲージを 窓や入り口から離して、静かに過ごせるようにしてあげてください。
病院に連れていく時の暴れる犬の対処法
ワンちゃんも人間と同じで、病院が苦手な子がたくさんいます。怖くて大人しくなる場合は 簡単に連れていけますが、怖くて暴れてしまうワンちゃんもいます。この場合、飼い主さんも一苦労でしょう。
まずは しっかり首輪をつけて、キャリーケースに入れ、ワンちゃんが外に出ないようにしてください。キャリーケースがない時は、必ずリードを忘れないようにしてください。
暴れすぎて手に負えないこともありますが、案外 獣医さんたちは慣れているので、お任せして大丈夫です。心配であれば、病院に行く前に一度電話で相談してみるといいですよ。